勤務医部会企画WEB講演会 2024年3月22日

 出生前診断を考える 第3回                                                      

 3月21日は国連で制定された「世界ダウン症の日」です。出生前診断を考えるとき、多くの人はダウン症候群のことを思い浮かべるのではないでしょうか。世界的に1,000~1,100人に1人はダウン症候群の状態で生まれてきます。
 私たちがダウン症について正しく知り、共により良く生きるにはどうあるべきか考え実行していくことは大切なことと考えます。(理事 片渕 美和子)。    

【開催日時】
 2024年3月22日(金)19:00~21:00

【開催形式】
 Zoomウェビナーを使用したライブ配信(参加無料)

【対 象】
 医師、歯科医師、医療スタッフ(看護師・保健師・助産師・薬剤 師・理学療法士等)、学校関係(養護教諭等)、医学部学生

【日医生涯教育講座単位取得】
 CC2 医療倫理:臨床倫理(CC2)

熊本大学医学部におけるダウン症候群の学生教育と日本の最新研究

 熊本大学では医学部1年生でダウン症候群の遺伝カウンセリングを、また、3~4年の臨床講義では、奇形症候群の中で取り上げている。国家試験も必出の疾患である。最新研究では大阪大学を中心としたグループがダウン症候群の神経障害の解明に取り組んでおり、薬物治療につながる可能性も出てきた。
 医学教育の現状と最新研究の状況を解説したい。

【講 師】
 三渕 浩 氏(熊本大学病院 新生児学寄附講座 特任教授、公益社団法人 熊本県医師会 理事)

ダウン症を知ろう~療育や支援のTips~

 いつも知的障がいの代表選手として挙げられるダウン症の支援は、スモールステップで繰り返し教える。それだけで良いのでしょうか?前任地ではダウン症のあるお子さんの乳児期からの療育や支援を充実させようと、現在は医療迷子になっているダウン症のある方のお役に立ちたいと、外来診療を行っている経験からダウン症だからこその支援の考え方やコツをお伝えできたらと思います。

【講 師】
 山田 みどり 氏(くまもと江津湖療育医療センター)


Loading