1.包括的な医療・介護提供システムの構築に積極的に参画する。

第一に医療・介護の実態を把握、分析し、住民、行政、病院管理者、開業医との継続的な情報共有と情報発信を行う。特に、医療者間の連携を強化し、住民が安心できる医療・介護の提供に努める。第二にアドバンス・ケア・プランニング(ACP)の導入を進め、人生の最終段階への医療についての話し合いを推進し、望まない延命治療を避け、地域医療体制の維持・発展に努める。第三に、国民皆保険医療制度の適正な維持を意識し、保険医として医療の向上に資し、災害や感染症蔓延が発生した際も医療・介護の提供の継続に努める。

2.医療人が安心して働けるチーム医療を実践する。

医療者の過剰な負担を軽減させるため、タスク・シフティング(業務移管)や権限委譲、タスク・シェアリング(業務の協働化)、医療クラーク等の積極的な導入などをすすめることで、他職種協働下のチーム医療を充実・発展させる。その基盤として、職場内でのハラスメントの一掃を目指し、全ての医療スタッフが働きやすい職場環境作りに努める。さらに他職種と協働して医療安全・院内感染対策にも努める。

3.医師の多様な生き方・働き方を実現化する。

男性・女性にかかわらず、医師は個人としての権利と社会人としての義務を有することを認識し、ワークライフバランスの実現に必要な労働環境の改善を求め、複数主治医制、シフト勤務、サポート体制の充実に必要な医師数を確保し、一部の個人の過剰な負担に依存しない医療体制の実現を求める活動を継続する。

4.医療事故予防の安全対策の整備、コンフリクトや事故発生時の適切な対処に努める。

多職種協働下のチーム医療で医療事故予防対策の環境整備の手助けを行う。医療メディエーションを普及させることで医療・介護の現場での患者・家族および一般市民との良好な関係構築を促進していく。医療事故調査制度や医療コンフリクトを注視し、必要な情報を発信していく。

5.研鑽し続けるプロフェッショナリズムの追求と新しい医療技術革新の情報を共有する。

新専門医制度下でのプロフェッショナルとしての医師の多様なキャリア選択、社会情勢の変化と技術革新、制度改変に伴う医療の変化に積極的な対応ができるように情報収集と提供、事例の共有を行っていく。

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