勤務医部会について

 この度、橋本洋一郎先生のあとを受けて、第4代目の部会長に就任しました、くまもと森都総合病院の鈴島仁です。何卒よろしくお願いいたします。

 この勤務医部会はもともと「医療崩壊」が叫ばれた2007年に有志の勤務医の先生方が集まって作られた会で、いろいろな医療問題に対処すべく意見交換を行ったりシンポジウムを開いたりしながら、2008年には「救急医療を崩壊させないための提言」を作成、公表することにより医療問題に対して一定の貢献を行ってきました。

 私は2012年、勤務先のNTT西日本九州病院(現くまもと森都総合病院)で地域医療連携室長をしていた時に、その頃G7と呼ばれていた(橋本洋一郎先生の命名です)熊本市内の公的病院の連携室の集まりがあり、そこで橋本先生の音頭で連携室長は勤務医部会に入りましょうという流れができ、他病院の連携室長といっしょに部会入りしました。私の入会後にしばらくして橋本先生が部会長に就任され、医療事故調査制度問題や医師の働き方改革問題、また近年の新型コロナ問題など多岐に渡って積極的に講演会、シンポジウムなどを開催して、一医療機関では実現困難な勤務医に有用な活動を行ってきました。

 これまで、全国的にもレベルの高い勤務医部会活動を行ってこられた橋本先生の後を継ぐのは大変なことであると自覚はしていますが、これまでの活発な活動は維持していきながら、今後、私が問題と感じている病院における勤務医の高齢化に関しましても部会から提案ができるようになればと考えています。また、若い医師の意見を部会に反映させて部会を活性化していく意味でも、若い新規部会員の獲得を頑張っていく所存です。

 今後とも、皆様方の温かいご支援を何卒よろしくお願いいたします。

部会長

鈴島 仁

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